奥歯でしっかり噛みたいというご相談
部分入れ歯を使っていて、奥歯で噛みにくい。入れ歯がすり減った気がする。そうしたご相談をいただくことがあります。
上下金属床義歯とは、奥歯に金属の被せ物を使った上下の部分入れ歯です。当院では、20Kクラウンという金属の被せ物を使う場合があります。20Kクラウンとは、20Kという種類の金属の被せ物です。
奥歯から前歯へ力を受ける考え方
上下の歯が当たる位置や強さを、噛み合わせといいます。当院では、噛む力を奥歯から前歯へ順に受けるように入れ歯を作ります。
飛行機が着陸するときは、後ろの車輪が先に地面につきます。その後に前の車輪がつきます。入れ歯も同じように、まず奥歯が力を受けます。そこから前へ力が伝わるようにします。
一番奥の歯に金属を使う理由
一番奥の歯は、噛み始めに力を受ける場所です。そのため、丈夫な金属の被せ物を使います。強い力を受ける場所を金属で支えるためです。
この方法で作った入れ歯の一例は、入れてから15年たった時点まで修理をしていません。ただし、これは一つの例です。すべての入れ歯が同じ期間使えると約束するものではありません。
金属を使う本数
当院では、上の入れ歯は左右合わせて奥歯4本に金属を使う形を、一つの理想と考えます。下の入れ歯も左右合わせて4本です。全部で8本です。
しかし、8本がすべての方に必要という意味ではありません。口の中の状態によっては、一番奥の歯だけに金属を使う最小限の形でも働く場合があります。どこまで金属を使うかは、残っている歯や噛む力を調べたうえで相談します。
診査で確認すること
診査とは、口の中や入れ歯の状態をくわしく調べることです。
- 残っている歯の数と位置
- 支えになる歯がぐらついていないか
- 今の入れ歯が合っているか
- 奥歯から前歯へ順に当たるか
- 噛む力の強さ
- 歯ぐきに痛い場所がないか
治療内容と通院の回数
新しく作る場合は、まず口の型を取ります。次に、上下の歯が当たる位置を記録します。形や高さを確認してから完成させます。
金属を使う場所と本数は、口の中を調べたうえで決めます。通う回数は、残っている歯や入れ歯の形によって変わります。初めの診察で、考えられる回数をお伝えします。
リスクと注意点
金属を使っても、入れ歯が壊れないと保証することはできません。噛む力や歯ぐきの形は、人によって違います。年月とともに変わることもあります。
入れた後に、高く当たる場所や痛い場所が出ることがあります。その場合は調整が必要です。金属にアレルギーがある方は、診察のときにお知らせください。
口を開けたときに、金属が見える場合があります。見え方も確認しながら、使う場所を相談します。
費用について
当院は自由診療専門(自費専門)です。費用は、金属を使う本数や入れ歯の形によって変わります。診査のうえ、金額をお伝えしてからお決めいただきます。
ご相談について
1人の患者さんに1時間以上をとり、院長がすべて担当します。今お使いの入れ歯があれば、お持ちください。ご来院のご予約はLINEから承ります。
銀座・にわ歯科室(東京都中央区銀座4丁目/自由診療専門(自費専門))
よくあるご質問
自費の入れ歯と保険の入れ歯は、何が違いますか?
使う材料と、作るときの工程が違います。材料とは、入れ歯の土台の金属や、歯ぐきの部分にあたるピンク色のプラスチックのことです。保険の入れ歯は、使える材料や作り方に決まりがあります。自由(自費)診療の入れ歯は、材料と工程を制限なく選べます。工程の詳しい内容は、治療を始める前に院長からご説明します。
自費の入れ歯には、どんな種類がありますか?
当院では、金属床義歯、ノンクラスプデンチャー(バネの見えない入れ歯)、コーヌス義歯、テレスコープ義歯を作っています。どれが合うかは、お口の状態を拝見してからご説明します。
自費の入れ歯の費用はどのくらいですか?
金属床義歯とノンクラスプデンチャーの費用は、入れ歯・義歯のページと料金案内に載せています。コーヌス義歯とテレスコープ義歯は使う金属の量が多く、金属の時価で費用が変わります。費用は院長に直接お尋ねください。
保険の入れ歯を希望する場合は、どうすればよいですか?
当院は自由(自費)診療専門のため、保険の入れ歯はお作りしていません。保険の入れ歯をご希望の方は、保険を取り扱う歯科診療所をご受診ください。